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除菌消臭に使える!次亜塩素酸水での用途別・除菌スプレーの作り方

新型コロナウィルスの感染拡大により注目されている次亜塩素酸水ですが、混同されてしまうのが次亜塩素酸ナトリウムです。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いで迷ってしまう方も多いかと思いますので、
今回は次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いと用途別・次亜塩素酸水での除菌スプレーの作り方をお伝えしたいと思います!

目次

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い

厚生労働省の定義によると、下記のように次亜塩素酸水は定義されています。

次亜塩素酸水は、塩酸又は食塩水塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られ る,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。

引用元:厚生労働省

一方、次亜塩素酸ナトリウムは、ご家庭でもよく使用されている塩素系漂白剤(pH14)です。
皆さんも、まな板の漂白除菌や、水回りのカビ除去にも使用しているかと思います。

また、次亜塩素酸ナトリウムの液性は「強アルカリ性(pH14)」に対して、
次亜塩素酸水の液性は「酸性(pH2.7〜6.5)」です。

そして次亜塩素酸水は、pH(濃度)によって3つに分類されます。

  1. 強酸性次亜塩素酸水 pH2.7以下
  2. 弱酸性次亜塩素酸水 pH2.7〜5.0
  3. 微酸性次亜塩素酸水 pH5.0〜6.5

下図を参考にしていただくと解りやすいと思いますが、
次亜塩素酸水は酸性ですので、下図のピンク色の部分になりますね。

用途別・次亜塩素酸水の希釈濃度

次亜塩素酸水は、元から希釈されているタイプも販売されていますが、
やはりコスパが良く、作り置きできるのは原液を希釈するタイプがオススメです。
それでは、用途別除菌スプレーの濃度をお伝えしましょう。

ウイルス感染時の緊急除菌には、濃度400ppm

濃度400ppmは強力な除菌力で、ウィルスやカビなどの細菌を除菌したい場合の濃度です。
非常に強力ですので、使用の際は、ゴム手袋やマスクを装着するようにしましょう。

普段使いというよりは、緊急時の除菌に使用するものとして認識しておいてください。また、対象物にシュッとスプレーするだけでは除菌効果が足りないので、ある程度水滴が落ちるくらい散布するようにしましょう。

対象となる用途:ウィルスの除菌、吐瀉物や排泄物の除菌など

汚れや臭いが強い場所の除菌消臭には、濃度200ppm

市販されている家庭向けの次亜塩素酸水の濃度は200ppmの商品が多くあります。
次亜塩素酸水除菌スプレーは、対象物が汚れたままの状態で使用しても、汚れと反応してしまい対象物の除菌効果が発揮できないので、必ず対象物の汚れを取り除いてから使用しましょう。

対象となる用途:エアコンフィルターの除菌消臭、ゴミ箱やシンクのゴミ受けの除菌消臭、まな板の除菌消臭など

気になる場所の消臭には、濃度100ppm

濃度100ppmの次亜塩素酸水は、日常的な消臭スプレーとして使用するのに適しています。
筆者がトイレ掃除の最後に、次亜塩素酸水除菌スプレーをしたところ、あっという間に消臭できたのには驚きました。

ただし、次亜塩素酸水の除菌消臭効果は持続しないため、気になるときに都度使用するようにしてください。
ミニボトルスプレーに作っておいて、トイレや玄関などに置いておくと直ぐに使用できて便利ですね。

対象となる用途:トイレ掃除後や使用後の消臭、衣類や靴の消臭、室内や車内の消臭など

人体やペットが触れるものへの除菌消臭には、濃度50ppm以下

小さなお子さんは、おもちゃを口に入れたりすることもあり心配ですね。
そんなときは、濃度を50ppmにした次亜塩素酸水除菌スプレーを使いましょう。

ほかにも、ベビーグッズの除菌や、ペットのゲージやエサの容器などの除菌消臭にも適しています。

対象となる用途:ベビー用品やおもちゃ、ペット用品の除菌消臭など

次亜塩素酸水の除菌スプレーを作ってみましょう!

500mlの次亜塩素酸水を作ってみましょう

用意するもの

すべて100円ショップで揃えられます!

  • 次亜塩素酸原液
  • 水道水
  • 計量カップ(300mlくらいあると便利)
  • 中をよく洗った500mlペットボトル
    原液と水を入れて、よく振って混ぜます。
  • ロート
    完成した次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れるときにあると便利です。
  • スプレーボトル
    用途別に複数用意しましょう。

500ml次亜塩素酸水を作るときの希釈濃度早見表

400ppm200ppm100ppm50ppm
原液の量200ml100ml50ml25ml
水の量300ml400ml450ml475ml

次亜塩素酸水の除菌スプレー保管方法と使用期限

その他の洗剤同様に、次亜塩素酸水の保管は日光を避けて常温の暗所に保管しましょう。
ちなみに筆者は、洗面所の下にあるキャビネットに保管しています。

また、保管期間は数ヶ月程度ですので、例えば3ヶ月を目安に作っておき、サイクルすることで効果のある次亜塩素酸水を常備しておくことができるかと思いますので、お試しください。

まとめ

新型コロナウィルスやインフルエンザなどで不安なことが多いですが、自己防衛としては、基本的な手洗い・うがいをこまめに行うことや、十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を上げておくこと。

そして、住空間は適切な除菌を行って健康を保つようにしましょう。
くれぐれもご自愛いただくと共に、1日も早い収束を願っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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